ベイビー自転車メモ

自転車レース関連の遠征記録や、使ってよかったツールの感想を書きます。

ツールドおきなわ100km完走を目指したメモ

まずレースレポより何より前に
事前に沿道の雑草を刈ってくれたこと
多くのスタッフで補給対応してくれたこと
路面の穴を埋める工事をしてくれたこと
ゴール後に温かい食事や飲み物をたっぷり用意してくれたこと
沿道で多くの人が応援してくれたこと
めちゃくちゃ嬉しかった。

 

▪️レース前の過ごし方


木曜
 ・沖縄入り
 ・フンガー1本だけ試走
 ・小雨が降りだすと路面が滑る、ダンシングでリアが空転するのが怖い

 

金曜
 ・100kmコース全量を試走
 ・おまけで70kmほど移動

 ・下りで信じていい路面と信じちゃいけない路面がちょっとわかる
 ・マイペースで走れば足切りはないと確信


土曜
 ・フルレスト
 ・とにかくよく食べてよく水分を摂る
 ・国頭でとった宿がオクマリゾートから25分ほど歩いた先にあったのが辛かった。沖縄とはいえ11月の18:30は真っ暗、田舎の闇の中徒歩移動25分は精神的に疲れた...


日曜
バナナ2本と豆乳飲んで宿を出発。
真っ暗な雨の中徒歩移動25分も結構面倒くさい。

タクシーや車で国頭に向かう人を多く見かける。自分は単身で沖縄に来ているので名護ゴール後に国頭に車取りに帰るのは嫌で車は名護に置いてきた。


オクマリゾートからシャトルバスでスタート地点へ移動。


スタート地点は雨と寒さが厳しくて、雨風を凌げる場所取り合戦状態。
自分は軒下の小さい隙間に場所をとってウロウロするだけだった。

スタート前に、マグオン1個スポーツようかん1個、メダリストのドリンクを300mlくらいを飲む。


スタート整列地点にバイクを並べてしまうともうアップする機会がないのでせめてもと腿上げやスクワットで足腰を温める


スタート整列後の雨が冷た過ぎて震えが止まらない、レインウェアが欲しかった。

 

▪️レース

予定より20分ほど早くスタートした。

 

スタートして直後の奥の登りは
タレて足切りされるのをひたすらに恐れていたので、ある程度力はかけるけど息があがりきらない程度のペースで回してれば気がつけば先頭が見えた。


ただ、坂が終わるまでに先頭集団にジョインするには少し頑張りが必要そうだったこと、頭の中にどうしても先頭に混ざってタレたら終わりだ...という考えが浮かんでジョインしに行く選択ができなかった。


奥の登り時点で想像してたより多くの人が後方に下がったことがわかったので、これだけの人数が後方にいるのなら、奥下った先で待てば適当に集団もできるだろうという気持ちで余裕が出る。


奥下って最後の短い坂に入る直前で前方に3人ほど、後ろに2-3人見えたので坂の上で待ち。
丁度前の人もレインウェア脱いだりリラックスモードだったのでしばらくすると5人程度の集団が完成。フンガーを目指す。


フンガーまでの平坦でローテを組むが、1人先頭交代直後に急に踏むタイプの人が混ざったので結構辛い、、、


平坦消化中に1人自分のすぐ後ろで1人急に落車した、自分にハスった感触は無いし、何かブレーキやダンシング操作をしたタイミングでもなかった。何か自分が変な動きをしたのかと不安になる。残った人たちで話したが、路面のひび割れをタールで埋めている部分でスリップしたのではという話になった。


その後、後方から結構速い小集団が横を通りかかったので、みんなで鞍替え。
新しい集団は1人強力な人が纏めていて、5秒でローテしろとのことだったのでしっかり従う。今度は高速で強度少し高いがペースが一定なので着いていけた。
途中1人がローテするのかしないのかはっきりしない動きをしたので2-3言もめる。
後から思うと、先頭集団を追うでもない、足切りのリスクから逃げるでもないとにかく平坦を抜けるだけの集団なのだから、もっと穏やかに走っても良かったかもしれない。


フンガワ登り始めでマイペースに登りたいと伝えてお礼を言ってドロップ。


ここも息が上がりきらない程度でボチボチ登る。試走時より空気圧を下げたのでダンシング時に気持ち引き足を緩めるとリアの空転を抑えられた。


勝尾寺だと16分くらいになるんじゃないかという負荷なので、登りながら補給ゾーンに向けてマグオン1個とドリンク飲んでボチボチ過ごす。
こちらも後から思うと少々無理してでも前方に行っていい集団を探すべきだったんだが、タレ足切りの恐怖がやはり頭にあり踏む選択ができなかった。


途中マスターの逃げ集団が横を通過していった。全力ヒルクライムTTする速度感。あれでこの先の登りも平坦もとばし続けるのかと思うと上位の遠さを痛感した。


フンガーの最後でスタートからつけていた2本のボトルのうち1本捨ててスポーツドリンクボトルと交換。初グリーンゾーンでどこに捨てるかわからず土手にぶん投げてしまったごめんなさい。普通に捨てる場所に網があったわ。


フンガー終えて学校まで下ったが、あまり周りに人が揃わず、前にいた1人と下りの路面が信用できなくて怖いなどと話しつつ学校坂へ
学校坂も途中パラパラ人が見える中でひたすらマイペースに、ダンシングすると体がほぐれて気持ちいいのでダンシング多めで登っていく。


学校坂終盤で丁度いい小集団ができたので適当に話しかけてローテする。
既に40kmほど走り終えていたけど、ここにきてようやく脚が合う人が揃った。いいペースで60kmほどまで走る。


60km付近で途中後ろから来た速めのマスターの集団にみんな鞍替え。「このペースで走り切れるのか?」「別カテの集団に混ざると迷惑か?」などと考えているうちに集団と差が空いた。後ろを振り返ると誰もいなかったので無理してでも集団に乗るべきだった。やってしまった。。


そこから80kmくらいまで一人旅。
何度振り返っても後ろが来ないのでひたすら後悔した、脚は残ってるが踏んだところでゴールまで単独はないだろうし、逆に前は追いきれない。


途中沿道で応援してくれる人に手を振ったり、マグオン1個食べたりドリンク飲んだりしつつダラダラと平坦を消化して後ろを待つ。


スタートからつけていた2本目のボトルは手をつけずだったが65kmのゲサシで単独だったので、記念品でも貰うかと呑気に2-3口飲んでボトル交換。
コーラももらったが2-3口飲んで炭酸が厳しくてポイした、でも口スッキリしたありがとう。(ファンタが欲しかった)


もうトイレでもして後ろ待ってやろうかと思ったが、万が一追い越されたら間抜けなので走り続ける。


83km安部の関門超えて少し経ったあたりで丁度いい集団に出会う。どうやら坂で後ろに置いてきた数人もそこに乗って上がってきた模様。
カテ混成だがみんな数十秒引いては緩やかに後ろに下がっていく綺麗なトレインだった。

 

そのトレインのまま羽地の最後の登りへ、羽地で飛ばすのかと思ったけど、どうやらグルペットだったぽくて登り口でみんな緩めてお疲れ様モードに。


1人だけ同カテの人が抜け出したので、一応追ってみるが、追いつかなかった。
羽地の登りで拍手や声援がいっぱい聞こえて嬉しかった。


名護への下りで攻めても順位変わらないので安全運転で下って終える。


ゴール付近で後ろを見たけど誰も来ないようなので最後だけ写真用にスプリントしてみて終わり。


3時間18分。72位/完走168人


体も精神的にもまだ少しだけ余力がある感じで走り終えることができた。


リザルトを見るに、先頭集団にいたと思われるのはおそらく15人だと思う。


長時間レースする中で、周りと会話したり自分が無理をするタイミングを決めたり。
全然順位争いのレベルには参加できてないけど、山岳TTとは違う競技が新鮮で刺激的で楽しかった。


一方で大雨のコンディションもあってか、落車した人を2回は見たので、リスクのある遊びだということも改めて感じた。


何はともあれ、目標の完走は余裕を持って果たせたので嬉しい。


次出るのか出ないのか、出るなら目標設定はどうするのか、ちょっと冬の間にシクロクロス乗りながら考えます笑。